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界面活性剤に毒性はない!4つの刺激性はあるが危険とは言えない!

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合成界面活性剤には毒性があるのではないか?

この話題は随分前から囁かれてきたことです。

一般の方にとって『毒性』という言葉はとても怖いイメージがあると思います。

毒性があると言われたら、食べ物であれば絶対に食べたくないし、触りたくもないと思うと思います。

『界面活性剤 毒性』と調べたことはありますか?このように調べるとすごくたくさんの界面活性剤の悪評を目にして、かなり驚いたことがあります。

『界面活性剤には毒があり、飲むと死ぬ』『界面活性剤を使用すると皮膚から体内に蓄積する』などなど本当であれば誰もが手にしたくないと思うはずです。

しかし、一部でこれらの噂を本当に信じてしまう方も中にはいます。

界面活性剤とはシャンプーの主成分です。本当に界面活性剤に毒性があると思いますか?

結論から言うと、今も昔も、界面活性剤には毒性はもちろん全くありません。もしあればシャンプーを毎日していれば死んでしまいます。

1994年より東京都生活文化局消費者部が行った『洗剤・洗浄剤の安全性等に関する調査報告書』でも界面活性剤に毒性はなく、実生活上での急性毒性は無視できると結論が出ています。

なので、今回は毒性と同じ意味として捉えられやすいが実は全然意味が違う界面活性剤の『刺激性』について解説していきたいと思います。

界面活性剤の刺激性の意味

刺激性とは毒性とは意味合いが異なり、簡単に言うと『皮膚や粘膜に化学物質を付着させた時に炎症を起こすもの』という定義があります。

毒性とは、『体内投与したら死に至る』『体内に蓄積される』『発がん性がある』などのことを指すため、全く意味合いが違います!

まずここをしっかり理解してください!ここを理解するだけで経皮毒などのネット上の様々なデマに踊らされることが無くなります。

シャンプーに配合される界面活性剤に刺激性はあるのか?

毒性についてはなんの心配もない界面活性剤ですが、刺激性については一転して注意が必要です。

それは今のシャンプーに配合されている界面活性剤にも同じことが言えます。

最近では界面活性剤もどんどん低刺激のものが開発されていますが、まだまだ市販のドラッグストアなどで販売されているシャンプーなどの化粧品は価格を抑えるために安価で刺激が強い界面活性剤を主成分としてるものであふれているのが現状です。

この刺激性とは、どうゆうものかと言うとわかりやすい日常の症状で言えば、洗い物による手荒れやシャンプーによる頭皮のかゆみなどが挙げられます。

実際にこのような症状で悩んでいる方がいることでもわかるように、今の界面活性剤でも単純な刺激性(一次刺激性)による皮膚の炎症はあるということになります。

そんな刺激性に深く関係している4つの事柄について説明していきたいと思います。

タンパク質変性作用

洗浄成分として使われている界面活性剤には、ものにより程度は違いますが、タンパク質変性作用があることがわかっています。

これは少し難しいですが、文字通りタンパク質の性質を変えてしまうということです。

身近なものでわかりやすく言うと、目玉焼きの卵白が熱を加えることによって透明から白に変わることを指します。

これがタンパク質の変性です。

タンパク質の種類は違いますが、卵白と同じように人間の肌(頭皮)はケラチンというタンパク質でできているので、タンパク質を変性しやすい界面活性剤が入ったシャンプーを使うことで、敏感肌の人は頭皮のかゆみが起きたりしてしまいます。

ですが、最近では界面活性剤も進化しておりタンパク質を変性しにくい『アミノ酸系界面活性剤』などが開発され、美容院で使うシャンプーに配合されたりと徐々に需要が増えてきています。

ちなみに私が務めるメーカーでもアミノ酸系界面活性剤を使用していますが低刺激でありながらしっかりと洗浄力もあるとても優れた界面活性剤であることを実感しています。

脱脂作用

人間の皮膚は皮脂膜という外からの刺激から肌を守ってくれる膜があり、 肌の水分が蒸散するのを防ぐ役割も果たしています。

皮脂膜が無ければ、肌は無防備な状態となって肌水分も失われやすくなるほど重要な役割をもつものです。

しかし、洗浄力が強い界面活性剤入りのシャンプーを長い間毎日使用してしまうと、皮膚上の必要な皮脂まで奪ってしまいます。

そうすることで、皮膚は外部刺激に負けてしまい、水分が逃げやすくなることで乾燥を誘発し、それが刺激に変わります。

アレルギーによるもの

界面活性剤そのものにはアレルギー性はないと言われていますが、合成で作っている以上原材料の成分が不純物として残留してしまうこともあるため、それが原因でアレルギーになることがあり刺激になります。

アルカリ性によるもの

アルカリ性の界面活性剤と言えば、陰イオン界面活性剤の『セッケン』ぐらいですが、人間の肌は弱酸性であるため、その反対の弱アルカリ性のもので頭皮を洗ってしまえば、当然皮膚には刺激が生まれます。

確かにアルカリ性のシャンプーは汚れを除去する力は優れていますが、頭皮トラブルが起こった場合はすぐに別のシャンプーに変更した方が良いと思います。

界面活性剤のリスクのまとめ

現在主に使用されている界面活性剤には明らかに健康を害するものはありません。

しかし、手荒れなどが起きる現実を見ると、刺激性においてはまだまだ起こりうるものなので、注意が必要です。

実際に、日本はアトピーの患者数が非常に多いですし、なんらかの皮膚疾患を抱えている方が大勢います。

これには世界一綺麗好きな日本人の性格によるものが原因の一つとして挙げられます。洗いすぎて頭皮トラブルが起こっていては本末転倒なのでたまにはお湯だけでしっかり洗うなどの対策が必要です。

本やネットなどでは大げさに界面活性剤のリスク、毒性について騒ぎ立てていますが、そのほとんどが自社製品を売るために他社の成分を否定するといった商法をとっていますので、それらは気にする必要はありません。

恐れすぎず、でも一定の危険性も認識しながら、自分に合う界面活性剤が配合されているシャンプーを選んでみてください。

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肩書:元サロン(美容院)専売品メーカーでヘアケアの研究開発。現在は子育てしながらちょこっと仕事しています!

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3年間サロン専売品メーカーで『研究開発』をしているので、その知識を活かして『正しいヘアケア&お勧めシャンプーサイト』を立ち上げました。

市販のシャンプーも悪くはないのですが、カラーリングやパーマが流行している今、市販のシャンプーだけでは正しいヘアケアができないのが現状です。

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