シャンプーに使用される成分

ノンシリコンシャンプーの勘違い!シリコンは悪くない!市販の問題点

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もう10年以上も前から、シリコンが配合されていないノンシリコンシャンプーというものは普通に美容院などで販売されていました。

しかし、ノンシリコンシャンプーが大流行したのは2012年~2013年ぐらいのことです。

では、なぜいきなりノンシリコンシャンプーが大流行したのでしょうか?

今回は、一般の方が勘違いしているノンシリコンシャンプーの話や、市販のノンシリコンシャンプーの問題点を解説していきたいと思います。

ノンシリコンシャンプーって何?シリコンは危険なの?

ノンシリコンシャンプーとは、その名のとおりシリコンが入っていないシャンプーのことです。

ではなぜノンシリコンシャンプーが突然大流行したのか?

その理由は簡単な話で、『シリコンが毛穴につまる』『シリコンのせいで髪が痛む』などのシリコンは有害物質という情報がネット上で流れたからです。

一度悪い噂が流れてしまうと真偽はどうあれ、もう止まりません。

その情報の発信者が『危険』と言って煽るのは簡単ですが、一度危険と思われたものの『安全性』を証明するのはとても難しいのです。

この話については別の記事でまとめているので、詳しいことはそちらをご覧になっていただきたいのですが、シリコンは危険性は全くない、安全性がとても高い無害な物質です。

シリコンは無害。
(無害といっても万人に全く刺激がないわけではない)

まずはそれをしっかりと受け入れて欲しいです。その上でノンシリコンシャンプーの勘違いポイントについて解説していきたいと思います。

ノンシリコンシャンプーという不自然な言い方

美容院で販売されるシャンプーを開発している私たちにとって、この『ノンシリコンシャンプー』という名前はとても違和感があるのです。

冒頭でも述べたように、シリコンが悪者扱いされてノンシリコンシャンプーが流行する前から、美容院のシャンプーにはシリコンが入っていないものがほとんどだったからです。

つまり、シャンプーにシリコンを入れないのは何も特別なことではないのです。

なので、そのシャンプーをわざわざノンシリコンシャンプーと言うことなく、普通のシャンプーとして販売してきたのです。

そもそもシリコンが入っているシャンプーは大手メーカーが作る安価なシャンプーぐらいでした。

(最近では高品質の美容院シャンプーにもシリコンが入っているケースが多い)

大手メーカーは自分たちがシリコンを配合しておいて、シリコンが悪者扱いされるやいなや、どの大手メーカーもシリコンを抜き、あたかも新ジャンルのような形でノンシリコンシャンプーという名前をつけて大衆向けに販売したのです。

その影響で、美容院でシャンプーを買われるお客様でも、シリコンの有無で商品を選ばれる方が増えたようです。

しかし、その選び方はもちろん間違っています。

シャンプーとは、あくまでも頭皮の洗浄剤です。

なので、シャンプー選びで一番大切なのは、洗浄成分なのです。

それを踏まえて、市販のノンシリコンシャンプーの問題点を解説していきます。

なぜシリコンを入れなければならないのか?

まず、美容院のシャンプーはシリコンが入っていないものが多いのに対して、なぜ市販品はほとんどがシリコン入りなのかについてお話します。

少し言い方は悪いですが、市販品の低品質・低価格のシャンプーには高刺激・高洗浄力を持った洗浄成分が配合されています。

そんなシャンプーを使用すると、頭皮の脂が必要以上に奪われ、髪の毛のごわつきや、きしみが表れます。

そこで、そんなゴワつきやきしみを抑えようと配合されるのが、シリコンなのです。

シリコンは髪の毛を補修してくれるわけではありませんが、髪の毛の外側をコーティングすることで、指通りの向上がはかれます。

しかし、美容院のシャンプーの洗浄成分は、低刺激・低洗浄力である高品質な洗浄成分が多いため、ゴワつきやきしみは一切出ません。

なので、指通りを良くしたりきしみを抑えたりといったシリコンを配合する必要がないのです。

市販のノンシリコンシャンプーの問題点

先程、市販品のシャンプーは高刺激・高洗浄力の洗浄成分が配合されているからシリコンでごまかすしかないというお話をしましたが、では、市販のノンシリコンシャンプーの洗浄成分はどのようなものなのでしょうか?

実は、シリコン入りのシャンプーと同じものです。

つまり、低品質の洗浄成分はそのままにシリコンだけ抜いているのです。

このようなシャンプーを使用してしまえば、ゴワつきやきしみはすごいことになります。特にダメージヘアの方が使用してしまうと、キューティクルが剥がれてしまい、髪がボロボロになってしまいます。

これが、市販品のノンシリコンシャンプーの実態です。

同じノンシリコンシャンプーでも、美容院で販売されている高品質のシャンプーとは全くの別物なのです。

しかも、市販のノンシリコンシャンプーの問題点は価格にもあります。

他の成分は一切変えずに、シリコンを抜いてるだけにもかかわらず、市販のノンシリコンシャンプーはシリコン入りのものに比べて価格が高いのです。

他の成分は変更せずに、シリコンを無配合にしているだけなので普通なら据え置きにしてほしいです。

ですが、消費者はシリコン=悪者という図式ができている人もいるため、ノンシリコンシャンプーの方が高くても売れるということになってしまうのです。

ここまで読んでいただけたらわかると思いますが、悪いのはシリコンではありません。

悪いのは、シリコンを入れなければならないほどの低品質の洗浄成分を使用していることです。

そしてもう一つ、市販のノンシリコンシャンプーで注意が必要なのは、シリコンの代わりにオイルなどを入れてゴワつきやきしみを抑えたノンシリコンシャンプーです。

これはノンシリコンシャンプーなのにきしまないという『オイルインシャンプー』として大変好評ですが、結局洗浄成分が同じであればどれも似たようなものです。

むしろオイルは種類によっては紫外線や酸素によって酸化されてしまうので、場合によってはそれが頭皮の匂いにつながることがあります。

さらにオイルは腐りやすいので、どうしても抗酸化剤や防腐剤の量も増えてしまいます。

オイルを入れるぐらいなら安定性が高いシリコンを入れた方が、もちろん安全だというのが私の考えです。

今では、本当に良いシャンプーが疎遠され、『ノンシリコンシャンプー』『オイルインシャンプー』など、イメージだけが良いものが売れていく時代になってしまいました。

シャンプーなどをはじめ、化粧品選びで一番大切なのは配合されている『成分』です。

このサイトでは、高品質なシャンプーも紹介していますし、良いシャンプーの選び方も解説していますので、良いシャンプー選びに活用していただければ幸いです。

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ゆうです♪

肩書:元サロン(美容院)専売品メーカーでヘアケアの研究開発。現在は子育てしながらちょこっと仕事しています!

出身地:愛知

年齢:33歳

3年間サロン専売品メーカーで『研究開発』をしているので、その知識を活かして『正しいヘアケア&お勧めシャンプーサイト』を立ち上げました。

市販のシャンプーも悪くはないのですが、カラーリングやパーマが流行している今、市販のシャンプーだけでは正しいヘアケアができないのが現状です。

インターネット上ではいろんな情報で溢れているのでサロンシャンプー開発者として知識を活かして正しいヘアケアの情報を発信していきたいと思います。

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